自民党総裁選で新総裁に選出された高市早苗前経済安全保障担当相は、1回目の投票で党員・党友票119票を得て勢いを増し、決選投票では国会議員票、地方票とも小泉進次郎農相を上回った。党員から人気があり、強固な保守層のつなぎ留めを期待できる高市氏に支持が集まったとみられる。小泉氏は1回目の投票で国会議員票1位となったが、決選では4票差をつけられ、逆転を許した。
1回目投票で高市氏の国会議員票は64票で、小泉氏、林芳正官房長官に次ぐ3位に甘んじた。
一方、換算される前の党員・党友による投票結果では、約25万票を獲得し、得票率は約40%で他の候補を圧倒。決選では国会議員票を149票まで伸ばし、地方票36票と合わせて小泉氏を退けた。
昨年の衆院選や7月の参院選で保守層の流出が敗因として挙げられており、自民ベテランは「党員の声と異なる結果になれば党が持たなかった」と振り返る。
決選で小泉氏は、国会議員票を1回目から65票積み増したものの及ばず、地方票も地元神奈川県を含め11票にとどまった。
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