アサヒグループホールディングスは3日、システム障害の原因が、身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウエア」によるサイバー攻撃だったと発表した。情報漏えいの可能性を示す痕跡も確認された。多くの工場で生産停止は続き、コンビニやスーパーでは売れ筋商品が品薄になる恐れが出るなど影響は拡大している。
勝木敦志社長は3日、漏えいした可能性のある情報の内容と範囲は調査中だと説明し「一刻も早い復旧に向けて全力を尽くすとともに、商品供給を最優先として代替手段による対応を進めていく」とコメントした。
コンビニ各社では、アサヒに製造を委託している独自商品にも影響が出ている。セブン―イレブン・ジャパン向けでは、酎ハイ「クリアクーラー」シリーズなどの出荷が止まっている。
ファミリーマートは、紅茶飲料「Afternoon Tea監修 シャルドネ香るストレートティー」など7商品で、品薄が想定されると明らかにした。ローソンは「ほうじ茶 600ミリリットル」の販売を継続する予定。ただ商品によっては品薄になる可能性がある。
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