3日午前11時ごろ、愛知県豊山町の県営名古屋空港を離陸し、同県稲沢市の上空を飛行していた小型プロペラ機から非常用脱出窓が落下した。県警によると、けが人や建物への被害は確認されていない。稲沢市内の田んぼで発見され、回収された。

 名古屋空港事務所によると、窓は機体右側にあり、80~90センチ四方だった。

 機体を整備した会社によると、小型機は整備を終えて試験飛行をしており、操縦士と整備士の計3人が乗っていた。高度約750メートルで窓のロックが外れて開き、風圧によって飛ばされたとみられる。整備の際、目視で確認し異常はなかったという。