全国の国立大病院の2025年度決算の赤字額が、過去最大になる見通しであることが分かった。24年度決算の赤字額286億円を上回り、400億円を超える可能性がある。国立大学病院長会議が3日発表した。物価高や人件費の上昇が要因としている。
国立大病院は地域の高度先進医療や、地方で活躍する人材育成を支えており、赤字が続けば各地の医療提供体制に影響が及ぶ恐れがある。同会議は、赤字脱却のため診療報酬の引き上げなど国による財政支援が不可欠だと訴えている。
同会議は42大学44付属病院で構成。同会議によると、物価高騰に伴い、医薬品や診療材料にかかる医療費は24年度比258億円増えると見込んだ。
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