「影の船団」の疑いがある石油タンカーに立つフランス軍の兵士=2日、フランス西部サンナゼール沖(AP=共同)

 フランス当局が船長らを拘束した「影の船団」の疑いがある石油タンカー=2日、フランス西部サンナゼール沖(ロイター=共同)

 「影の船団」の疑いがある石油タンカーに立つフランス軍の兵士=2日、フランス西部サンナゼール沖(AP=共同)  フランス当局が船長らを拘束した「影の船団」の疑いがある石油タンカー=2日、フランス西部サンナゼール沖(ロイター=共同)

 【パリ共同】欧州メディアによると、フランス警察は2日、ロシアが制裁を逃れるために使う「影の船団」の疑いがある石油タンカーの乗組員を拘束したと明らかにした。フランスのマクロン大統領は同日、「ロシアへの圧力を強めなければならない」と述べ、北大西洋条約機構(NATO)と連携して取り締まりを強化する考えを示した。

 拘束されたのはいずれも中国籍の船長と1等航海士で、船長だけ起訴された。9月27日、フランス西部沖の大西洋上で、フランス海軍が臨検。船籍について証明ができないとして2人を拘束した。

 マクロン氏は影の船団には600~千隻の関与が疑われていると指摘した。