2日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=147円台前半で取引された。
午後5時現在は前日比04銭円高ドル安の1ドル=147円07~09銭。ユーロは05銭円高ユーロ安の1ユーロ=172円81~85銭。
米国で雇用情勢悪化から追加利下げへの観測が強まって長期金利が低下。日米間の金利差縮小が意識され、円高が進む場面があった。日経平均株価の上昇で投資家がリスクを取って円を売る動きも出たが、小幅な値動きとなった。
日銀の内田真一副総裁が金融イベントであいさつしたが、市場関係者は「今後の利上げについては玉虫色の内容で、円相場への影響は限定的だった」と話した。