大みそか前に試し突きされる知恩院の大鐘=2024年12月、京都市東山区

 浄土宗総本山・知恩院(京都市東山区)は2日までに、大みそかの除夜の鐘の参拝を有料化し、事前予約制にすると明らかにした。拝観料は1人3千円で、小学生以下は無料。深刻化していた混雑対策のためといい、担当者は「参拝を充実させるため、ご理解いただきたい」と話している。

 知恩院の大鐘は1636年鋳造で、あおむけになりながら綱にぶら下がるようにして鐘を打ち鳴らす姿が有名。

 定員は2千人で、500人ずつ4組の入れ替え制で参拝する。予約は12月1日から知恩院ホームページの専用フォームで、同8日からは三門南側の友禅苑で受け付ける。先着順。拝観料は文化財保全に充てるという。