【ニューヨーク共同】米格安航空会社(LCC)大手サウスウエスト航空は来年1月から、座席から体が肘かけを越えてはみ出す乗客に対し、追加座席の事前購入を義務付ける。これまで独自施策として無償で対応してきたが、全席指定に移行するのに合わせて有料化する。体格の大きい利用者には事実上の追加料金となり、落胆の声が出ている。
AP通信によると、サウスウエスト便では従来、空港で無償の追加座席を求めることも可能だった。今後は事前購入が必要になる。払い戻しの仕組みは残るものの、満席時などは返金が保証されず、条件が厳格化されるという。会社側は「これまで制度を利用してきた顧客には、予約時に購入するよう周知している」と説明している。
サウスウエストは「自由席制」や「荷物無料」といった独自のサービスを打ち出し、追加座席についても大柄な乗客らに好評。ただ今年5月に無料手荷物制度を終了するなど、近年はサービスの見直しが相次いでいる。収益力低迷で改革を迫られ、深夜便運航や座席の広さに応じた追加料金制度導入にも踏み切っている。
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