仕事や勉強時間以外のスマートフォンやゲーム機などの使用目安を、1日2時間以内とするよう促す愛知県豊明市の条例が1日施行され、同市は市内の小中学校に通う子どもと保護者に宛て、協力を呼びかけるメッセージを送った。市によると、全住民を対象とし、使用目安を示した条例は全国初。罰則がない「理念条例」だが、市内外から「なぜ役所が決めるのか」といった批判が相次ぎ、住民の理解と実効性確保が課題となっている。

 市内の小学校高学年と中学生全員に、1人1台配布しているタブレットを使い、メッセージを送信。睡眠確保のため、使用の目安を小学生は午後9時ごろ、中学生は午後10時ごろまでとするよう勧めた。