自治体が経営する公立病院事業全体の2024年度の経常収支は、過去最大となる3952億円の赤字だった。赤字になった病院の割合も、83%と過去最大だった。物価高騰や職員給与の引き上げが影響した。総務省が30日発表した。担当者は「非常に厳しい経営状況だ」としている。
全国844病院を集計した。赤字額は、これまで最大だった23年度の2099億円の2倍近くとなった。入院患者数が伸びて収益は増えたが、民間の賃金上昇を踏まえた給与改定により、職員給与費が前年度比5・0%増加。医薬品などの材料費も3・1%増えた。
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報で栃木県の「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者(併読)プラン・フル(単独)プランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く