三重県松阪市が特殊詐欺被害防止のため、全ての年齢を対象に、携帯電話で通話中のATM操作禁止を義務付ける条例案を、市議会に提出することが30日、市への取材で分かった。罰則規定は設けない。12月中の可決、成立を目指す。市によると、大阪府で65歳以上の高齢者を対象にした同様の条例が8月、施行されている。詐欺被害者の年代は幅広く、松阪市は全年齢で禁止が必要と判断した。
条例の対象は、市内の金融機関やコンビニなどに設置されたATMの利用者。正当な理由がある場合は通話できる。金融機関などには、ポスターなどを掲示し、通話しながらの操作は原則禁止と周知する義務を課す。来年1月施行を見込んでいる。
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報で栃木県の「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者(併読)プラン・フル(単独)プランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く