外国で取得した運転免許を日本の免許に切り替える「外免切り替え」制度の審査が1日から厳格化。日本に居住しない観光客が同制度を利用できることに批判が高まり、観光客は適用外となる。交通ルールを問う「知識確認」の出題数を現行の5倍の50問に増やし、9割以上の正答が要件。実際に車に乗って行う「技能確認」の項目も追加する。
従来はホテルなどを一時滞在先とする海外からの観光客も利用できたが、新制度では国籍を問わず住民票の写しの提出が原則。海外に転出している日本人は戸籍謄本などを提出すれば手続きできる。
知識確認はこれまで、約20カ国の外国語に対応し、イラスト付きの正誤問題10問中7問以上の正答で通過としており、国会などで「簡単すぎる」との指摘があった。試験場でコースを走る技能確認の通過率は3割程度だが、横断歩道や踏切通過時などの確認項目を加える。
警察庁によると、同制度で免許を取得する外国人は増加傾向で、昨年は6万8623人が取得。切り替え元の国はベトナムが最も多く、中国、韓国と続く。
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