【リビウ共同】ウクライナ国防省のオクサナ・フェルチュク国防次官(デジタル化担当)は30日までに、動員や兵器調達の効率と透明性を高めるため、デジタルトランスフォーメーション(DX)を加速する考えを示した。新システム導入で手続きが迅速化し「数カ月かかっていた無人機の納入期間が約10日間に短縮した」と強調した。
西部リビウで共同通信のインタビューに応じた。2022年2月のロシアによる侵攻以降、兵器調達の遅れや汚職が社会問題化していた。フェルチュク氏は「あらゆる手続きの監視が可能になり、汚職の余地をなくすことができる」と述べた。
フェルチュク氏は通信やIT企業の幹部を歴任。22年から国防相の顧問を務め、25年7月に国防次官に就任した。動員用のスマートフォンアプリ「Reserve+」、軍人向けの「Army+」導入や前線展開する各部隊への「デジタル担当官」の配置を主導した。
Reserve+により、従来は地方の徴兵事務所が担っていた業務をアプリでほぼ代行可能だという。既に520万人以上が登録。
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報で栃木県の「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者(併読)プラン・フル(単独)プランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く