米大リーグ、レギュラーシーズン最終戦のマリナーズ戦で55号本塁打を放ち、塁を回るドジャース・大谷翔平=28日、シアトル(共同)

 今季の大谷(ドジャース)を数字で振り返ると、得点数は自己最多の146まで積み上げ、メジャーで断トツの記録を残した。今月中旬に「1番を打っている以上、打点以上に大事だと思っている」と話した通り、リードオフマンとしての役割を果たした。

 強打者の指標となる出塁率と長打率を足した「OPS」でも3年連続で大台を突破し、10割1分4厘でナ・リーグ1位。自己最多の55号を放ちながらシュワバー(フィリーズ)に1本及ばず、3年連続本塁打王は逃したが、圧巻の成績だった。

 2季ぶりの投打「二刀流」に復帰した影響もあり、盗塁数は昨季の59から20に減少。一方、投手では8月27日のレッズ戦で、エンゼルスに所属していた2023年8月9日以来、約2年ぶりの勝利投手に。今季50奪三振にも到達し、メジャー史上初の「50本塁打、50盗塁」を記録した昨年とは異なる新たな「50―50(50本塁打、50奪三振)」をマークした。(共同)