岩手日報社(盛岡市)の販売センターでつくる岩手日報会は29日、新聞配達や集金の際に地域の見守り活動を実施する協定を岩手県警と結んだ。郵便物が不自然にたまっていないかなど異変をチェックする。県全域をカバーする販売網を生かし、県民が安心して暮らせる地域づくりを目指す。
見守り活動以外にも、県警が作成した防犯チラシを配布するなど広報活動にも協力する。締結式で、同会の三浦義之会長(68)は「これまでもスタッフがきめ細やかに地域を見守ってきた。協定で活動のグレードアップを図りたい」と話した。
同会は93の販売センターで構成される。スタッフは計約2千人。