プライベートブランド(PB)商品の製造を委託していた16社への支払代金を減額したとして、公正取引委員会は29日、関東地方でスーパーなどを展開する「Olympic(オリンピック)」(東京)の下請法違反を認定し、再発防止を求め勧告した。同社は減額分を既に返還した。

 公取委によると、同社は2023年5月~25年4月、食料品や日用品のPB商品製造を委託していた16社に代金を支払う際、相手が負担する振込手数料を超えて計約11万円を減額。うち10社については支払代金から一定の割合を引き、計約1716万円を差し引いた。