横綱で初制覇した大相撲秋場所千秋楽から一夜明け、記者会見する大の里=29日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋

 大相撲秋場所で2場所ぶり5度目の優勝を果たし、昇進2場所目で横綱初制覇となった大の里が千秋楽から一夜明けた29日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋で記者会見し「今までの優勝とひと味違う。これからも回数を重ねていきたい」と語った。千秋楽は横綱豊昇龍に本割で屈して13勝2敗で並ばれたが、優勝決定戦を寄り倒しで制した。

 16年ぶりの横綱同士の決定戦を制し、日本出身横綱では2017年春場所の稀勢の里以来の優勝を成し遂げた。「横綱を締めた優勝額を飾ってもらいたいと、すごく意識してきた」と喜びを口にした。

 日本出身力士の年間3度優勝は1997年の横綱貴乃花以来。「近づけるように頑張りたい」と誓った。