【ニューヨーク共同】米ニューヨークのアダムズ市長(65)が28日、再選を目指した11月4日の市長選から撤退した。無所属候補として出馬していたアダムズ氏は、民主党候補の急進左派マムダニ・ニューヨーク州下院議員(33)が勢いを見せる中、第3政党候補のクオモ前州知事(67)を推すトランプ政権から撤退圧力を受けていた。
共和党のトランプ大統領はマムダニ氏を「共産主義者」と敵視。自身と親交のあるクオモ氏に対立候補を一本化するため、アダムズ氏への撤退要請と引き換えに駐サウジアラビア大使のポスト提示を検討していると報じられていた。
アダムズ氏は昨年9月に汚職事件で起訴されて支持が低迷。民主党出身ながらトランプ政権に接近して起訴を取り下げさせたと批判された。
マムダニ氏は声明を発表し「トランプ氏らはアダムズ氏とクオモ氏の行動を左右できても、選挙結果を決めることはできない」とし、政権による選挙介入を示唆して反発した。
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