旧優生保護法(1948~96年)下で障害者らが不妊手術を強いられた問題の全面解決を目指す集会が27日、熊本市で開かれた。登壇者は1月に施行された補償法の周知などで自治体の取り組みに格差が生じているとして「被害者を可能な限り捜し出し、補償と国の謝罪をどのように届けていくか考える必要がある」と呼びかけた。
旧法下で不妊手術を受けた熊本市の藤枝静香さん(63)は「周りにも声を上げることができない被害者がいる。悪いのは被害者ではない。堂々と手を挙げてほしい」と訴えた。家族に背中を押され、6月に顔と名前を出すことを決めたといい、取材に「緊張したけれど伝えられて良かった」と話した。
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