右から高速隊のGT-R、NSX、フェアレディZ

 30日まで実施されている秋の交通安全県民総ぐるみ運動では、県警が誇る高級スポーツカータイプのパトカー、“スーパーパトカー”が県内各地に登場し、ひときわ目を引いている。NSX、フェアレディZ、GT-R、レクサスLC500-。全国でも珍しい4台はSNS(交流サイト)で人気を呼んでおり、イベントには県内外から多くのファンが集まる。スーパーパトカーに込められた改装のこだわり、メンテナンスの苦労、関係者の思いを探った。

 県警によると、県警が所有する現役のスーパーパトカーは、ホンダから2000年に寄贈を受けたNSXが一番の古株だ。07年には日産自動車からはフェアレディZが寄付された。両社の工場が県内にあったことが縁となった。