【ニューデリー共同】インド北部チャンディガルで26日、旧ソ連が開発したミグ21戦闘機の退役式典が開かれた。AP通信によると1960年代にインドで就役し、主力機として実戦を経験したが、後の頻繁な墜落事故から「空飛ぶ棺おけ」ともやゆされた。
シン国防相は「われわれにとって単なる戦闘機ではなく家族の一員だ。戦略を強化し、世界の舞台に立つための支えになった」と賛辞を贈った。
インド空軍は現在、ロシア製のミグ29やスホイ30、フランス製ラファールなどの戦闘機を保有している。国産の軽戦闘機テジャスなどの導入を進め、戦力を補う方針だ。