天皇家の御寺として知られる泉涌寺(京都市東山区)は26日、境内の「開山堂」の解体修理に伴う発掘調査で人骨が見つかったと発表した。中国の宋風仏教を導入したとされる鎌倉時代の僧侶で、寺の開祖・俊じょうの遺骨の可能性が高いという。
調査は昨年8月~今月に実施。開山堂には石塔があり、レーダー探査で反応があった地下を掘り返すと、14世紀前半ごろの中国産のつぼ(高さ33センチ)が見つかった。入っていた骨を科学分析した結果、ほぼ全身の土葬骨と少量の火葬骨と分かった。
調査した滋賀県立大の佐藤亜聖教授(考古学)は「泉涌寺の長い歴史と俊じょう律師についてより具体的に知ることができる史料が得られた」と話した。
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