住宅に出没したクマに全国で初めてとみられる「緊急銃猟制度」に基づく発砲許可を出した山形県鶴岡市が、市長が持つ判断の権限に関し、市職員への委任を検討していることが26日、市への取材で分かった。環境省のガイドラインでは、首長が現場で指揮することは通常想定されないとして、迅速な判断につなげるため職員への委任を推奨している。
市では20日、住宅の庭にクマが居座り、皆川治市長が発砲を許可。現場に指示が伝わる前にクマが人に向かってきたため、警察官職務執行法に基づき猟友会が駆除した。
市によると、委任を検討しているのは駆除現場に詳しい職員2人。市内全域で対応できるよう、今後さらに増やす方針だ。
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