神奈川県警は26日、自動車の解体などを行う作業場「ヤード」を無許可で運営したとして、自動車リサイクル法違反の疑いで、同県厚木市の解体会社「金田商会」の男性代表取締役(49)と法人としての同社を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。犯罪グループが盗難車をヤードに持ち込むことも多く、県警が実態把握を進めている。
書類送検容疑は5~7月、知事の許可を受けずにヤードで車の解体業を営んだ疑い。捜査関係者によると、代表取締役は「許可は取っていない」と容疑を認め「ばらばらに粉砕するのが解体だと思っていた」と話している。県警が県内のヤードを調査する中で無許可の可能性が浮上した。
警察庁の統計によると、2024年の自動車盗認知件数は、最も多い愛知県が866件、次いで埼玉県が781件で、神奈川県は5番目に多い536件。20年ほど前のピークに比べると減ったものの、ここ数年は全国的に増加傾向にある。
盗難車を海外へ輸出するため、一部のヤードが不正解体の現場になっていることも確認されている。
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報で栃木県の「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者(併読)プラン・フル(単独)プランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く