名古屋地裁

 名古屋市中区栄のホテルで男性会社員の遺体が発見された事件で、強盗致死罪で起訴された被告らと共謀して男性から金品を脅し取ったとして、恐喝罪に問われた無職波多野佑哉被告(23)に名古屋地裁(藤根桃世裁判官)は26日、拘禁刑3年、執行猶予5年(求刑拘禁刑3年)の判決を言い渡した。

 判決によると、示談金名目で現金を脅し取ろうと考え、無職加藤伶音被告(20)=強盗致死罪で起訴=と女=保護観察処分=と恐喝に限って共謀し、6月7日、女がホテルに誘い込んだ栗田尚通さん=当時(32)=に対し加藤被告が「俺の妹に何してんだ」などと因縁を付けた。加藤被告は、抵抗した栗田さんの首を絞めて窒息死させた。