【ワシントン共同】米南部バージニア州の連邦大陪審は25日、議会に対する偽証罪と手続きを妨害した罪でコミー元連邦捜査局(FBI)長官を起訴した。トランプ大統領は、第1次政権時にFBIが2016年大統領選を巡るロシア疑惑を捜査したことを巡ってコミー氏を敵視し、連邦地検に捜査するよう圧力をかけていた。
コミー氏は25日、インスタグラムに投稿した動画で「私は無実だ。裁判で決着をつけよう」と述べた。トランプ氏が司法を武器化し、政敵への攻撃を加速させるのではないかとの懸念が出ている。
トランプ氏はコミー氏の起訴を受け、交流サイト(SNS)で「米国に正義は存在した」と評価した。コミー氏について「国家にとってあまりにも有害だった」と強調した。
起訴内容などによると、コミー氏は20年9月30日、ロシアによる大統領選への介入を巡る捜査について、上院司法委員会で虚偽の内容を証言し、議会の手続きを妨害したとされる。
起訴を求める期限が証言から5年となる30日に迫っていた。
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