【ニューヨーク共同】米アマゾン・コムは、有料会員制サービス「プライム」の解約手続きを複雑化させて消費者に不利益を与えたなどとして訴えられていた訴訟を巡り、連邦取引委員会(FTC)と総額25億ドル(約3750億円)の支払いで和解した。10億ドルの制裁金に加え、影響を受けたと推定される3500万人の米国のプライム利用者に計15億ドルを支払う。
アマゾンは「常に法令に従ってきた。和解により、利用者のための技術革新に集中できる」との声明を発表。FTCは「退会が不可能と感じられるようなサブスクリプション(定額利用)を巡り記念碑的な勝利を得た」とコメントした。
FTCは、今回の和解で、プライム登録時の料金や更新条件の明示、容易な解約手続きの導入を要求した。
プライムは会員向けに送料割引や動画配信などを提供。FTCは2023年、アマゾンが故意に数百万人の消費者をだましてプライムに加入させ、解約には何度も契約延長を提案するページを回避しなければならなくした、などとして提訴していた。
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