【ニューヨーク、テヘラン共同】イランのペゼシュキアン大統領は25日、同国の核問題を巡る対イラン国連制裁の再発動の期限が迫っていることを受け「いかなるシナリオにも対応する準備を整えている」と強調した。イランは再発動の回避を困難とみており、国内の動揺や混乱を抑制する狙いがあるとみられる。

 ペゼシュキアン氏は国連総会出席のため訪問中の米ニューヨークでボリビアのアルセ大統領と会談した際に述べた。イラン大統領府によると、イランの核開発活動の停止を求めるトランプ米政権の一方的な政策は「イランだけでなく、従わない全ての国に向けられている」とも主張した。