【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は、侵攻を続けるロシアとの終戦後に実施される大統領選には出馬しない考えを示した。「私の目標は戦争を終わらせることであり、選挙活動ではない」と強調した。米ニュースサイト、アクシオスが25日に公開したインタビューで語った。2月、和平が実現すれば辞任してもいいと述べていた。次期大統領選への態度を示すのは初めてとみられる。
ウクライナでは戒厳令が出ており、大統領選は実施できない。ロシアはゼレンスキー氏を任期が切れた非合法な大統領として正統性に疑義を呈している。トランプ米大統領も大統領選実施を求めたことがあり、ウクライナ政府が年内実施を検討しているとの見方が一時広がった。ゼレンスキー氏の発言には、こうした観測を打ち消す狙いがありそうだ。
ゼレンスキー氏は、ロシアとの停戦が実現し「安全が確保できるのであれば、選挙ができるかもしれない」とも述べ、最終的な和平合意締結の前に戒厳令を解除して、選挙に踏み切る可能性にも言及した。
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報で栃木県の「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者(併読)プラン・フル(単独)プランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く