ホンダがゼネラル・モーターズ(GM)と共同開発した電気自動車(EV)「ZDX」=2024年3月(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】ホンダは24日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)と共同開発した高級ブランド「アキュラ」の電気自動車(EV)「ZDX」の生産を終了したと明らかにした。世界的にEV普及の遅れが目立つ中、ホンダはEV戦略を見直しており、米国市場での需要減速を踏まえ事業を縮小する。

 ホンダは2020年にGMと共同でEV2車種を開発すると発表。24年に販売を開始したZDXは、米南部テネシー州にあるGMのスプリングヒル工場で生産してきたが、このほど生産を終えたという。ホンダブランドで展開するもう一つの共同開発EV「プロローグ」は、GMのメキシコ工場で引き続き生産を続ける。