沖縄県南城市が設けた第三者委員会から5月に複数の職員へのセクハラを認定された古謝景春市長が、その後女性職員に「変なこと、やられてないって言ってね」などと口止めするような発言をしていたことが24日、関係者への取材で分かった。関係者によると、この職員は市長からのセクハラ被害を訴えている。
市役所内で8月以降、複数の日に発言があった。「ハグしたさ」「第三者委員会に話したの?」などとの内容も含まれていた。
8月には「それ(ハグ)以外、変なこと、やられてないって言ってね」と発言した市長に、この職員が「ハグとかされたことか」と聞き返すと、市長は「そうそう、ハグはやったさあね」などと応じた。「あんたが言ってなかったら、僕はずっと否定するからさ」と念押しする場面もあった。
市長のセクハラを巡り、第三者委は、市長の出張に随行した女性職員にホテルの部屋でキスをしたり、飲み会の場で女性職員の太ももを触ったりしたと認め、再発防止策として市長の辞職を提言していた。
市長は「事実と異なる点がある」と反論、続投の意向を示していた。
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