水戸地方気象台は22日、茨城県境町とつくば市で18日に発生した突風のうち、境町で発生したのはダウンバーストかガストフロントだった可能性が高いと発表した。風速約30メートルだったと推定している。つくば市についても調査している。
気象台によると、境町では大型クレーンが倒れるなどの被害があった。当時、活発な積乱雲が付近を通過していた。現地調査の結果、突風は10分程度だったとの証言を複数得た。
ダウンバーストは積乱雲からの下降気流が地表にぶつかり水平方向に吹き出す現象で、ガストフロントは雲の下の冷たい空気の塊が暖かい空気に向かって流れ出すことで発生する。