スマートフォンの適正使用を掲げた愛知県豊明市の条例。仕事や勉強時を除く自由時間での使用の目安を1日2時間以内としており、「市に決められるのはおかしい」「健康を守るには必要」と市民の賛否は分かれた。「条例ができたところで守る人などいない」と冷めた見方も目立つ。
「スマホを触っていると無意識のうちに時間が過ぎてしまう。条例はやりすぎを自覚するきっかけになる」。50代の女性会社員は肯定的に捉える。70代男性は「目の健康や睡眠時間確保のためにはある程度の制限が必要」と期待する。
専門学校の女性(19)は動画共有アプリTikTokの動画を見るのが好きで、普段は8時間、長いときで20時間以上スマホを使うという。「条例が施行されても罰則がなければ目安は守られない」と突き放した。
派遣社員の女性(44)は、小学2年の娘(7)が目にスマホを近づけて見ており心配していると明かす。娘が1時間使うとアラームが鳴るよう設定しているが「条例の施行を機に改めてルールについて話し合いたい」と話した。
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報で栃木県の「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者(併読)プラン・フル(単独)プランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く