【ジャカルタ共同】体操の世界選手権が来月、イスラエル代表団も参加して東南アジアで初めてインドネシアで開かれる。インドネシアでは2023年に開催予定だったサッカーの国際大会を巡り、イスラエル参加への抗議が相次いだ。混乱を理由に開催権が剥奪された苦い経験があり、今回の世界選手権に絡む対応や国際大会の運営能力が注目されている。
インドネシアは人口の9割近くをイスラム教徒が占め、パレスチナへ寄り添う世論が強い。イスラエルとは外交関係がなく、パレスチナの独立を支持する方針を堅持し続けてきた。
体操の世界選手権は来月19~25日に開催。国際体操連盟(FIG)の渡辺守成会長は「政治とスポーツは別だ。抗議が起きたとしても、インドネシア政府には切り離した対応を望む」と話す。
23年はサッカーのU―20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)へのイスラエル出場が決まった後、インドネシアの政治家が反対を表明。首都ジャカルタでイスラエル排除を求めるデモが相次いだ。
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