【モスクワ共同】ロシアが一方的に併合したクリミア半島南部フォロスの保養地で21日午後、ウクライナ軍の攻撃があり、3人が死亡、16人が負傷した。ロシアが創設した「クリミア共和国」のアクショーノフ首長が22日、通信アプリで明らかにした。ロシア国防省は、軍事施設がないエリアだとして「テロだ」と非難した。
現地当局者によると、黒海に面したフォロスでは、無人機攻撃で学校の講堂が完全に破壊され、図書館が大きく損傷した。フォロスから北東に約30キロ離れた半島南部ヤルタでは、撃墜された無人機の残骸が落下し草地で火災が発生したという。