【北京共同】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は21日、国会に当たる最高人民会議で演説し、米国が北朝鮮への非核化要求を放棄して平和共存を望むなら「(米朝が)会えない理由はない」と述べた。1期目のトランプ米大統領との会談を念頭に「まだ個人的にはトランプ氏に良い思い出を持っている」と言及。米側の政策変更を求め秋波を送った。北朝鮮メディアが22日報じた。
金氏がトランプ氏の2期目就任後、両氏の関係に直接触れたのは初めて。米朝対話再開に意欲を示すトランプ氏を通じ、北朝鮮の核保有を容認させたい考えとみられる。
7月には妹の金与正党副部長が、米国との接触に応じるのは核保有を認めることが前提だとの談話を出していた。
最高人民会議は20、21両日に平壌の万寿台議事堂で開かれた。金氏は演説で、核・ミサイル開発の凍結から始める段階的な非核化協議であっても応じない姿勢を強調。国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁の解除と非核化を取引する交渉も「永遠にない」とした。
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