2030年までに生物多様性の損失を止めて回復軌道に乗せるという国際目標実現に向け、民間企業や自治体の取り組みを議論する国際会議が来年7月14~15日、熊本市で開かれる。主催するネーチャーポジティブイニシアチブ(NPI)が22日、発表した。開催は昨年10月のオーストラリアに続き、2回目となる。
会議は「グローバルネーチャーポジティブサミット」。目標実現に向けた企業や金融機関、自治体の役割に焦点を当て、対策の現状や今後の戦略について意見交換する。国内外の環境団体や企業、自治体の参加が想定される。市民が無料で見学できる環境技術の展示も予定している。
NPIは、世界自然保護基金(WWF)や国際自然保護連合(IUCN)などが23年9月に発足させた国際組織。目標達成に向けた調査研究や各国への提言に取り組む。
目標は22年の国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で合意された。だが森林破壊や乱獲、気候変動によって生物多様性は急速に失われており、対策強化が急がれる。
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