【テヘラン共同】イランの国防・外交の政策全般を統括する最高安全保障委員会は20日、同国の核開発問題を巡り対イラン国連制裁が再発動された場合、国際原子力機関(IAEA)との協力を再び停止すると表明した。国営テレビが報じた。強硬な姿勢を示すことで、国連制裁の再発動回避に向け欧州側から譲歩を引き出す狙いがあるとみられる。
国連安全保障理事会で19日、対イラン国連制裁の解除をこれまで通り継続する決議案が否決され、今月下旬に期限が迫る国連制裁の再発動が濃厚になっている。
イラン国営テレビによると、外務省は最高安保委管轄の下で、再発動を回避するための協議を続けるとした。6月のイスラエルによる核施設攻撃後、イランはIAEAとの協力を一時停止する法律を施行したが、今月9日、IAEAと核査察の再開で基本合意していた。
イランの核開発拡大を懸念する英仏独は8月下旬、国連制裁を再発動させる手続きを開始。通知から30日以内に安保理で制裁解除の継続を決議できなければ再発動する。
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