【釜山共同】日韓が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)で独島警備隊員として勤務した経験を持つ韓国人の金明允さん(33)が製作したドキュメンタリー映画「空と風と星と島」が19日、釜山国際映画祭で上映された。竹島が属する島根県隠岐の島町の住民との交流を通じ、国や領土問題を見つめた。
金さんは兵役で独島警備隊に志願し、2010年代前半に駐留した。映画の舞台である隠岐の島町久見地区の人々はかつて竹島周辺で漁をしていたが、1954年を最後に行われていない。
金さんは、昨年春、家族3人で同地区に移住。1年間かけて地域の日常や行事を映像で記録した。その中では、竹島についての会話も交わされる。
上映は午後1時に開始。大きな画面いっぱいに久見地区の自然や地元の少年の笑顔が映し出されると、ほほ笑む観客もいた。上映後の金さんとの質疑応答では「美しい映画だった」との感想が寄せられた。
映画祭は17~26日に開催され、「空と風と星と島」はワイドアングル・ドキュメンタリーショーケース部門の招待作。
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