「紀州のドン・ファン」と呼ばれ、2018年に急性覚醒剤中毒で77歳で死亡した和歌山県田辺市の資産家野崎幸助さんが、遺産約13億円を市に寄付するとした遺言書の有効性を市側と野崎さんの親族が争った訴訟の控訴審判決で大阪高裁(田中健治裁判長)は19日、一審和歌山地裁判決に続き有効と判断した。
昨年6月の一審判決は、野崎さんが過去に書いたとされるメモなどと対照し、筆跡や体裁が似ていることから本人が全文や氏名などを自署したとみられると判断した。
遺言書の無効確認を求める原告の親族側は控訴。二審で、市に寄付する合理的な動機が見当たらず、偽造の可能性があるなどと主張した。市側は控訴棄却を求めた。
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