黄色ブドウ球菌は伝染性膿痂疹(とびひ)を起こす菌ですが、浅い傷の化膿(かのう)だけでなく、食中毒を起こすこともあります。黄色ブドウ球菌には多くの種がありますが、その中に菌が増えるときに毒素を産生する菌がいて、その毒素が、食べ物と一緒にヒトの口に入ると毒素型の食中毒を起こすのです。