【ボストン共同】イグ・ノーベル賞を受賞した農業・食品産業技術総合研究機構(茨城県)の児嶋朋貴研究員らは18日、米ボストン大で開かれた授賞式に参加し、シマウマ柄のシャツを着て研究の成果を分かりやすく説明すると、会場からは笑いと歓声が湧き起こった。
ボストン大の会場には数百人が参加。ステージには2022年にノーベル生理学・医学賞を受けたスバンテ・ペーボ氏ら本家の受賞者らも登壇し、今年のイグ・ノーベル賞受賞者に記念品を手渡した。
研究成果の説明では、共同研究者の大石風人京都大准教授と佐藤精・愛知県畜産総合センター課長が黒子となり、虫が描かれたプレートを使って手助けした。佐藤さんは「自分の人生でこんなことが起きるとは思っていなかった」、大石さんは「うれしい。いまだに信じられない」と感極まった様子だった。
賞を創設したマーク・エイブラハムズさんは「日本で生まれた多くの発明が世界にインスピレーションを与えている」とし「世界中の牛がシマウマ模様に塗られるような大きな出来事を期待している」と話した。
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