【ワシントン共同】トランプ米大統領は18日、米連邦準備制度理事会(FRB)のクック理事の解任の一時的な差し止めを支持した連邦高裁の判断を不服とし、連邦最高裁に上訴した。
トランプ氏は、クック氏が理事就任前の2021年に住宅ローンを巡って不正をしたと主張し、解任を通告した。クック氏は不正を否定している。高裁は、トランプ氏が通告の前に反論の機会を与えなかったとし、政府が適正な手続きを怠ったというクック氏の主張を支持した。
クック氏は高裁の判断を受け、FRBが今月16、17両日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)に出席した。