沖縄返還交渉時の佐藤栄作首相(当時)の密使を務め、核兵器持ち込みに関する「密約」に関わった国際政治学者若泉敬氏=福井県越前市出身=の遺書が沖縄県公文書館に寄贈されるのを前に、越前市は18日、若泉氏の業績を振り返る講演会を開いた。長年親交のあった初代国家安全保障局長谷内正太郎氏が講演。「温厚で優しい人だったが、外交や安全保障の話になると、厳しかった」と紹介した。
会場では、若泉氏が「歴史に対して負っている私の重い『結果責任』を執り(中略)自裁します」と、密約への後悔を示したとみられる遺書も展示した。
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