陸上の世界選手権東京大会で、20日に行われる女子20キロ競歩が二人三脚で臨む集大成のレースとなる。岡田久美子(33)=富士通=は、競歩で五輪、世界選手権計8度出場の元選手で夫でもある森岡紘一朗コーチ(40)に支えられ「最後まで2人で力を出し切りたい」と決意をにじませる。
岡田は2015年の初出場から6大会連続で代表入り。「最後としてとてもいい舞台」と、今大会を日本代表ラストレースと決めている。これまで何度も引退を考え、21年に結婚した森岡コーチに相談したことも。
最も苦しんだのが23年の世界選手権。ブダペストに現地入りしながら、腰椎捻挫で直前に欠場を決め、帰国後もなかなか症状が改善されなかった。弱音をこぼす岡田を森岡コーチが励まし続けた。
24年に復活。より安定感のある新たなフォームもつくり上げ、昨夏のパリ五輪には混合団体で出場して念願の8位入賞を果たした。東京決戦へ、岡田が「いい形で締めくくりたい」と言えば、森岡コーチも「ゴールした時にいい競技人生だったと振り返ってくれたら」と願っている。
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