ディーラー契約を結ぶ事業者に過剰な販売ノルマを課したとして、公正取引委員会は18日、米大手二輪車メーカー「ハーレーダビッドソン」の日本法人「ハーレーダビッドソンジャパン(HDJ)」(東京)の独禁法違反(優越的地位の乱用)を認定し、2億1147万円の課徴金納付命令と、再発防止を求める排除措置命令を出した。
公取委によると、HDJは2023年1月31日~24年8月5日、38事業者にノルマを一方的に課し、一定の達成率を満たさなかった場合は改善計画を作成させて実施を約束させるなどしていた。ノルマは毎年1月に案を記した「合意書」を事業者側に提示し署名させていた。算定根拠を十分説明せずに23年は前年比30%増、24年は同38%増とし、下方修正を求められても応じなかった。
事業者側はHDJと取引を継続できなければ経営上の大きな支障となる。
日本自動車輸入組合によると、ハーレーの24年新規登録台数は輸入小型二輪車の33・3%を占め、20年から5年連続で首位だった。
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