【瀋陽共同】満州事変の発端となった柳条湖事件から94年となった18日、事件が起きた中国遼寧省瀋陽市の「九・一八歴史博物館」で記念式典が開かれた。中国国営テレビによると約千人が参加した。昨年9月18日には広東省深センで日本人男児が刺され、その後死亡しており、邦人社会は対日感情の悪化を警戒している。
中国は9月18日を日本の侵略が始まった「国辱の日」と位置付けており、抗日戦争勝利80年に当たる今年、日中戦争に関する宣伝を強化している。
瀋陽では発生日にちなんだ午前9時18分(日本時間同10時18分)にサイレンが鳴り響き、周辺で車のクラクションが鳴らされ続けた。