【ニューデリー共同】インドのモディ首相が17日、75歳になった。所属するインド人民党(BJP)には75歳を「定年」とする内規があり、モディ氏や腹心は過去、重鎮らに引退を迫ってきた。しかし自身の場合には内規を黙殺。積極的な外遊を繰り返し、健在ぶりをアピールしている。
地元メディアによると、2019年の総選挙前、モディ氏の最側近で当時BJP総裁だったシャー内相は75歳以上の候補者は公認しない方針を示し、アドバニ元副首相らベテランが引退を余儀なくされた。州首相の一人は「BJP執行部から年齢制限を設けた」と伝えられ、辞任を指示されたという。政敵排除のため「定年」を都合よく利用したとの見方が根強い。
BJPの支持母体でヒンズー至上主義団体の「民族義勇団(RSS)」のバグワット総裁は7月「75歳になるというのは、立ち止まって他者に道を譲るようにということだ」と述べたが、モディ氏と自身の75歳誕生日を目前にした8月には「75歳になったら引退すべきだとは言っていない」と発言を翻した。内規よりモディ氏支持を優先したとみられる。
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