全日本教職員組合(全教)は18日までに、教職員の97%が定時退勤できず、時間外労働(残業)をしているとのアンケート結果を公表した。3人に1人が1日2時間超の残業をし、理由は授業準備が最も多かった。土日に仕事をしていたのは75%に上った。
アンケートは4~7月にインターネットで実施。組合員だけでなくSNSでも募り、小中高の教職員ら1200人が回答した。
結果によると、定時で退勤しているとしたのは3%だけで、残りは残業が発生。1日当たりの残業時間は30分以内が8%、31~60分が15%、61~90分が17%、91~120分が23%で、121分以上が34%だった。残業理由(複数回答)は「翌日の授業や単元の準備」の他、学校運営のため教員が分担してする業務である校務分掌関係、事務処理、提出物やテストのチェックが多かった。
自宅に仕事を持ち帰っていないのは29%、土日に仕事をしていないは25%。
回答から平均的な1カ月の残業時間を試算したところ、小学校は「過労死ライン」とされる月80時間を超える88時間となり、中高は71時間超。
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報で栃木県の「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者(併読)プラン・フル(単独)プランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く