改札を出たら空飛ぶクルマで観光地へひとっ飛び―。次世代の移動手段としてスタートアップ(新興企業)などが開発中の空飛ぶクルマを活用した新たな旅の形を、鉄道各社が続々と提案している。機体の安全性を担保する型式証明の取得を前提に、2028年にもサービスが始まる可能性がある。
JR東日本は、岩手県雫石町で牧場を中心とした自然を楽しむリゾート宿泊施設を建設中で、同施設と盛岡駅の間の送迎や施設周辺のツアーで空飛ぶクルマを活用する計画だ。東京の高輪ゲートウェイ駅を発着拠点(ポート)として地方都市や羽田・成田空港を結ぶ構想もある。ゆくゆくは過疎や高齢化で郵便局と一体運営している駅にもポートを整備し、移動の足としたい考えだ。
大阪メトロは今年9月から大阪港に整備したポートでデモ飛行の見学会を実施。大阪城近くの森之宮エリアに計画中の新駅にポートを備え、遊覧飛行などを想定している。
JR九州は大分県で別府湾上空の遊覧のほか、別府市内や湯布院へのルートでの運航を検討している。
空飛ぶクルマのサービスは富裕層向けの観光などから始まりそうだ。
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